悪狐伝(中編)
あらすじ | 中国で金色の毛に九つの尾をもった狐が悪行の限りを尽くしていましたが、周と いう国の武将によって追い払われます。 中国を逃れた狐はその後日本に渡り、美女に化け「玉藻前」と名のり鳥羽の院に 仕えていましたが、ついに正体を見破られ下野の国、那須野ヶ原に逃れます。 ここでも十念寺の和尚を取り喰らうなど悪業を働いていましたが、朝廷の命を受 けた三浦介、上総介という弓引きの名人によってついに打ち取られるという物語 です。 この舞は、狐と十念寺の和尚とのやり取りや狐の変化ぶりが見所となっています。 |
登場人物 | 三浦介 上総介 珍斉 玉藻前 狐 |